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脚の骨はどういう構造になっているのでしょうか?

大腿骨は股関節で骨盤と繋がり、膝関節で脛骨・腓骨と繋がっているわけです。

大腿骨の最上部は大腿骨頭といい、きれいな丸型をしています。

その下にあるのが大腿骨頚でさらにその下にあるのが大転子です。

大腿骨頭と大転子との間の窪みが大腿骨頚です。

こういう構造をしているから大腿骨は骨盤にはまることができるわけです。

大腿骨頚の特徴は内側に傾いていることです。
この傾きは幼児では垂直に近い感じで弱く、女性の場合は男性の場合より傾きが大きくなります。

大腿骨の中央の長い部分(骨幹)は大腿骨体と呼ばれています。

大腿骨体の後面には粗線という隆起があります。

この粗線は外側唇と内側唇によってなりたっており、上と下でお互いが離れます。

これは人間特有の特徴です。直立歩行に必要な筋肉が大腿骨体に付着してできたものです。

大腿骨の下部は太さを増し、内側を内側顆、外側を外側顆といいます。

横のふくらみを内側上顆、外側上顆といいます。

内側顆・外側顆の間には窪みがあり、それを顆間窩といいます。

その下に位置するのが膝蓋骨です。

逆三角形をした、いわゆる膝の皿です。

その下にあるのが脛骨と腓骨です。

脛骨は大腿骨とともに体重を支える丈夫な骨です。

上部は左右に広がっており、それぞれ内側顆・外側顆といいます。

上部は基本的に平で中央に顆間隆起という盛り上がりがあります。

上端には脛骨粗面がもりあがっています。

脛骨の骨幹は三角柱の形をしています。
前面は鋭く、むこうずねを形成します。

下部は四角柱の形をしています。

内側には内果があります。
いわゆるうちくるぶしです。

外側には腓骨切痕があります。

腓骨は正面から見て脛骨の左側にあります。

上部には腓骨頭があります。

下は外果になっています。
そとくるぶしです。

腓骨には体重を支える役割はありません。

大腿骨、腓骨、脛骨、膝蓋骨